うかうか三十、ちょろちょろ四十 公演情報 こまつ座「うかうか三十、ちょろちょろ四十」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    商業興行作品としては??
    端的で、要領を得た芝居は、視覚的にも面白く、飽きずに観るのに、ちょうど良い作品でした。

    まるで、「日本昔話」の舞台版のような趣。

    鵜山さんの手に掛ると、とにかく、舞台作品としての、一定の体栽が整うことには、いつも感心するばかりです。

    でも、観終わった後にすぐ頭を過った想いは、「これ、井上さんは、こういう形で上演されることを良しとされたのだろうか?という疑問でした。

    たとえば、小学校の5,6年生対象の観劇会とかで、上演するような形なら納得できるのですが、商業的な興行としては、内容も、上演時間の短さも、あまり適切な作品とは感じられない気がしてしまいました。

    ネタバレBOX

    まるで、立体絵本の趣の舞台セットに、すぐに心が惹きつけられました。

    昔話のような体裁の話でありながら、人間の自分本位の悪意なき罪を静かに訴えるような内容の物語で、「イソップ物語」のような示唆に富むストーリーでした。

    キャストは、皆さん、適役で、特に、小林さんの演技は、この舞台には、ドンピシャだったと思いました。

    福田さんも、「フラガール」の頃より、ずいぶん、舞台向きの女優さんに成長されたなあと感慨深い思いがありました。

    ちかも、家族は誰もいない少女時代で、娘のれい同様、先代のお殿様に同じ運命を担わされたのかもしれないと思ったりしましたが、真相は如何に?

    いずれにしろ、いろいろ深読みしたくなる舞台ではありました。

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    2013/06/01 01:42

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