これでおわりではない 公演情報 アンティークス「これでおわりではない」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    うるうる
    ベートーベンのピアノソナタ「悲愴」第二楽章が全体の切ない雰囲気にピッタリでした。

    ネタバレBOX

    家族旅行で鉄道事故に遭い、一人生き残った少女が大人になり見た妄想。

    『異人たちとの夏』のような雰囲気があり、子供の目から見た家族構成には本当に懐かしいものがあります。彼女の場合は競馬にうつつを抜かすがさつな父親を中心とした家族なのですが、お母さん、お兄ちゃん、妹、みんな幸せそうで、その場を離れるとき、もう会えないかもしれないと思うと切なくて何度もウルウルさせられました。

    あの頃の家族に会いたいと思う気持ちから生じた妄想がメインですが、親友の運転する車に彼女が乗っていたときに、親友の恋人から彼女のストーカーへと変貌した男が運転する車が追突し、親友とストーカーが亡くなった事故があり、その親友に会いたいと思う気持ちから生じた妄想が加わり、そこに主治医と称する人物が登場してきて、全ては彼女の妄想の世界だと言い出したため、何が現実で、何が妄想か分からなくなりました。

    もう気持ち良く頭が痺れました。

    お兄ちゃんの活躍で主治医が交通事故で死んだストーカーだと判明し、会いたい気持ちから生じた温かい妄想に、会いたくない人がおまけとして入り込んで撹乱させていたことが分かりました。

    鉄道事故の後親戚の家に預けられ、働き出してからお金を貯めて大学に入った32歳の大学生が彼女の真実の姿です。大学の友人たちやお兄ちゃんの同級生だったアラフォーの女性などは現実の人でした。葛飾育ちのサファイア星人も現実の人、ふー、良かった。

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    2013/05/30 10:53

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