満足度★★★★★
溺れました
テンポのいい綺麗な日本語が心地よく、するすると沁み込んできて、いつの間にか人物は素敵な着物を着ているように見えるし、情景も次々と見えてきて、、、硯の墨、花、お酒などの香りもしてきました。そのうち現実があいまいになり、終わった後は世界に浸りすぎてしばらく動けませんでした。
非日常なお話と空間、だけど登場人物は目の前で(客席と舞台の境目がないので)等身大で笑ったり、悩んだり、泣いたりしていて、その不思議なエネルギーに圧倒されるばかりでした。…観劇後はふうと溜息です。
それでも笑えるところもあるので…ほんとうに花組芝居はおもしろい!