満足度★★★
予想とは違ったが面白い『焼肉ドラゴン』『パーマ屋スミレ』に続く、鄭義信の新国立劇場3部作のラストというので、同じ系列の舞台を予想していたのだが、作品は新宿梁山泊に書き下ろした最後の作品なんだそうで、韓国演劇界の重鎮・芸術劇団の孫桭策が演出したことで、前2作とは相当にテイストが異なった作品となっている。歌と踊りを加え、観客も巻き込んでの、一種祝祭り的な舞台は、マダンノリの手法を感じる。物語は基本がロミオとジュリエットなのだけれど、寓話的な要素や希望を感じさせるエンディング等、観ていて安心できる楽しい舞台だった。
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2013/05/26 12:32
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