磁界 公演情報 浮世企画「磁界」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    さわやか
    面白い。好み。

    ネタバレBOX

    とある料理店で働いてたけど失踪した「岡田」にまつわる人々。

    入江路子(ヨウラマキ)…酒の勢いで岡田と寝た。岡田を探すも、結局、岡田へは連絡取らなかった。町工場勤務。
    矢崎晴(山脇唯)…料理店の店員。女優もやってる。大貫(岩田裕耳)に甲斐甲斐しく付き合うも二股発覚により別れる。
    梶本佑香(鈴木アメリ)…料理店の店員。宇津木(田中嘉治郎)を好き。矢崎がチヤホヤされるのが面白くない。
    小山(浅井伸治)…料理店店長。宇津木から責められ、部下からの信用も薄い。それでいてギャンブルにのめり込む。
    宇津木…料理店のコック。味に自信があり、岡田と揉めてた。矢崎に言い寄る。
    大貫…脚本家。二股の修羅場を経て、二人に捨てられる可愛そうな人。岡田に金貸してた。
    蛯名理英(榊菜津美)…大貫のことが好きでもないけど付き合ってた。
    古谷(秋本雄基)…コンビニ店員。大貫と理英のいざこざをツイートしようとする。
    金井(小笠原東院健吉)…路子の勤める工場の新社長。周囲の信頼を得られずふて腐れ、アイドルに走る。路子に言われちょっとやる気出す。
    三枝(村上航)…コンビニ店員。元スリの達人でヤクザとのつながりあり。コンビニ客だった岡田とちょっと近しい存在だった。岡田の借金肩代わりをする。路子に工場で働かないかと誘われる。

    ナチュラルに燻ってんなって感じの人々に好感触。毒素は少なくどこかさわやかな印象。たぶん作品自体もそんな印象。
    姿を見せない(ラストに手だけ?)主人公の「岡田」についても、同じ印象かな。作家志望で、小さなプライド守るため闇金から借金拵えてコンビニでキレてって、なんかありがたくないけど等身大な人物像を思い描いた。

    さわやかなのは、岡田を探そうとする路子の変なひたむきさのせいだろうか。ヨウラマキが、岡田との距離感を保つ路子を好演したせいだろうかしら。終盤の、岡田との関係を明かす三枝との会話もさわやか。三枝に救われた岡田が、ドラマ?の人気脚本家になるって展開もさわやかさの一因かな。変化急な爽やかさが好みの作品だった。

    村上航の演技がピカイチではあったと思うが、ヨウラマキもいい味出してた。山脇唯の、お茶目を演じる晴と吹っ切れた晴の演技もまた、良かった。中身的にいじらしくカワイかった。そして、ルンバには笑った。

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    2013/05/19 00:11

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