満足度★★★★★
重
elePHANTMoonの舞台は重いため、体調が万全でないと即死する危険性を孕む(苦笑
今回は・・やっぱり凄かった(苦笑
青年団の役者ばかりなので
まったく知らない人たちばかりだったら、
「これってひょっとして素?」
と少しでも思ってしまうところだが、
そういった心配も無かったので、
フィクションとして集中して観れた。
仕事で疲れた状態で頑張れる自信が無かったので
土曜にして良かった(苦笑
前回の公演を王子で観たような・・そのせいか内心
「ヒィィ・・」
と思いながらも(苦笑
冷静に分析しながら集中して観れました。
好き嫌いは分かれる・・というか好みの問題ではないのかも。
周りに登場人物のような人がいるとかいないとかという話でもない気がする。
要は、それまでは普通の生活をしていたと思われる人たちが、
何かの事故や何かのきっかけで道を踏み外すと、
いつしか陰のように業が後ろにへばりつき
やがて何かの澱みのようなところに落ちていく。
河の流れに瑞々しいところもあれば澱みもあるように、
世の中にもそうした所、瞬間がある。
観なくても何不自由なく過ごしていけるのかもしれないが、
他に誰も描いていない空気がそこにあるのなら、
純粋に舞台として評価しなければならない気がする。
毎回観れるかと言われれば
「・・体力と相談させてください」
としか言いようがないが、
根拠のない前向きのメッセージが溢れる今の世の中には貴重な舞台であるようにも思う。