満足度★★★★
昔はこういうことって本当にあったんだろうな、
と思わせる説得力と重厚感がすごい!衣装、ライティング、それにライブの音楽など素晴らしく、また布を大胆に使った場面転換も鮮やかで、惹きつけられました。宗教の持つ暗黒の一面と理性的なユダヤ人の医者の対比も面白く、登場人物の背景とキャラクターがとても生き生きと描かれていた。素晴らしい脚本だったと思います。これに対し、俳優陣がちょっと残念。何より歌に少し無理があったかな。特に合唱の時、各人が自分のパートに必死で、きれいなハーモニーになっていないのが気になりました。セリフもまだまだ一段も二段もポリッシュアップできるはず。でも、それでもこの難しい劇をゆるみなく演じた俳優陣に拍手です!