満足度★★★
林ワールド、でしょうか
この息苦しい緊張感はなんだろうか?
シンプルだけど複雑に入り組んだ構成の中、どうにもイライラする
台詞も多く、登場人物の背景も、じっとドラマにのめり込んで聞き込まないと、
わからないまま終わってしまう。
時間と共に、だんだんと全体像が見えてくると、
作品の底力か、かなり面白くなってくる。
かなり荷が重い、硬派な作品で見応えがありました。
真面目に見ていたせいか、主役の兄弟で出演していた作家の方の
インパクトの強さが、いつまでも残って、
夢に出てきそうな位でした。
こまばアゴラ劇場って不思議な劇場ですね。
1階に図書館のようなロビー?があるんですが
あそこは観劇とは関係ない人も利用していいのでしょうか?
その1階でチケットをもぎって、外の階段を使い
劇場に入るから、全席自由の作品だったら
(いつも全席自由っぽい劇場だけど)
誰でも自由に入れそうですね。
リピーター割引で半券持って行くと、500円で見れるとか。
3000円の公演が500円、うーん、ヤフオクで売れっかな(冗談)。、
東大の近くにあるせいか、何だか客層も知的なインテリっぽい人が
多かった。作品自体も、決してミーハーなちゃらちゃらした雰囲気では
ないし、劇場の雰囲気にもピッタリ!
でも、気軽に御覧下さいって作品じゃないな。
覚悟して作品に望まないと、痛い目に合いそうな・・・
そんなパンチの効いた作品でした。