銀座通りのデカプリオ 公演情報 昭和芸能舎「銀座通りのデカプリオ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    手抜きだなぁ
    殆ど「横丁のディカプリオ」と一緒です。
    再演なら、再演!とか改訂版とか謳って欲しい。
    設定が似ているのは、シリーズものってことで問題ありませんが、
    台詞や演出が、まるっと同じというのは、ちょっと観客をナメテるなぁ。

    3000円で、100人程度の小さな劇場で、
    エンターテイメントに満ちた作品を提供してくれていますし、
    主役の倉貫君は、こんなステージに出演していることが
    不思議なくらい、ハンサムだし華もあるし、
    いわゆる小劇場公演としては群を抜く完成度ではあります。
    ただ前作の「へそのはなし」に比べ、
    作品としてのまとまりも、作家の主張も、レビューも中途半端で、
    それは期待度に比べということですが、
    残念な気分で劇場を後にしました。

    売れ出した頃の三谷幸喜も、似たようなことありましたね。
    「巌流島」とか「バイマイセルフ」とかコント赤信号の作品を
    出していたころ。
    従来作品に比べてですが、あきらかに密度の薄い、
    その作家にしては水準の低い作品を出してました。
    「温水夫妻」あたりで復活したけど。

    次回は、赤坂レッドシアターでの公演とのこと。
    それも、再演っぽい。
    作家が多忙になりすぎている環境なら、
    いっそ公演を打たなきゃいいのに。
    アングラ感漂う新宿の地下劇場から、ご出世。
    シアターサンモールとか、紀伊国屋など、
    新宿からは離れないでほしっかったなぁ。

    ネタバレBOX

    倉貫君が、なんでゴミ集めをしているのか、
    エベレストまで行って、長期間ボランディアするって、
    費用も何百万もかかるし、精神的負担も並々ならぬもの。
    それが、女に一目ぼれして志を曲げる・・・?なんだろなぁ???
    安易に、こういうことを背景にすると、
    他の台詞や設定まで安っぽく見えちゃう。
    結局、ゴミ問題について、作家は何を問いただしたかったのか、
    よくわかりませんでした。
    「横丁のディカプリオ」みたいに、NYへダンス修行って言ってたほうが、
    全然説得力もあるし、自然。

    あの倉貫君の妹役の子、退団したんじゃなかったけ?
    確か群馬に帰るって前作の前説で言ってたけど、
    あれは冗談?

    フンドシ姿というか、フルモンティショーは、この劇団の
    お家芸なんでしょうか。
    ハンサムな倉貫君を始め、ギリシャ彫刻みたいに立派な体をした
    男性陣がケツを見せりゃ、半分のお客さんは3000円だし、
    満足して帰るんでしょう。イロモノショーか!
    (なんで倉貫君は、この劇団に出演しつづけているんでしょうか???)

    中国批判、人種差別、このあたりには
    しっかりとした硬派な姿勢を感じます。
    この姿勢だけは商業主義に媚びずに、しっかりと貫いて欲しい。

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    2008/04/30 10:39

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