満足度★★★★
上演時間を揃える必要はないのでは・・?
上演時間としては、真ん中のミームが少し長めに感じた。
説明的な台詞はすべてカットしても良いのかとも思った。
逆にハイジ座はもっとあっても良いのかとも思った。
順番として
「笑い」「シリアス」「シリアス」だったからかもしれない。
上演時間として両者半々くらいが観客としてはちょうどいいといつも思う。
別に4部構成にして
「ハイジ前半」「ミーム(短め)」「4次元」「「ハイジ後半」
でも良いのかとも思った。
別に劇団の実力云々とかではなくて、
出演者の数やテーマに従って上演時間を短くすることは
劇団の評価を低くすることにはつながらないと思うので
安心してほしいとも思った。
四次元ボックスは、
アフタヌーン?とでも思ってしまうような、
大学でも文学部のような割と限られたところで目にする気がする人たちの雰囲気をうまく伝えている気がして、
演劇ではわりとありそうで目にしなかっただけに
(現実があんな雰囲気だと作品ではもうちょい小難しくする傾向があるような・・
少し珍しいな、という気がしたりした。
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ただ、個人的には、こういう人たち(文学部っぽい人たち)を在学中目にする機会が多かったというのもあるのだけれど、
こういうモラトリアムっぽい人たちよりかは、
「最新の音楽やダンスが好きな女っけのない人たち(チャラ男は音楽に興味なんてない)」
「地方で日給8000円なのにエレグラ(入場料9000円だっけ?)に来るヤツ」
「バイト生活のヒップホッパー(流行らない方)」
などの、
実は文学部系などより100倍硬派(自分視点。文学系は硬派な顔をした軟派が非常に多い(笑
な野郎共の方が物語としては面白いのではないかと思う(苦笑
その街、その時代、一番面白いのはアグレッシブな素寒貧であるという
自分の中での(勝手な)法則性からしてみると、
別に全否定という訳ではないけれど、
もっと物語を探す余地はあったのではないかと思ったり
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でも日藝って、近いせいか気のせいか春風舎でその系統の作品を目にする気が・・気のせいかな?
3劇団それぞれのカラーが上手く出ていてよかったと思う。
ただ、テーマを揃えるんじゃなく、
無理を承知で言うなら
「同じ登場人物が登場する物語にする」
「同じ年、街で固有名詞、事件を会話の中に出す」
等の方が観客には伝わりやすい気がする。
そのためには、脚本を早くあげて揃えなければならない(笑
そこまでする必要あるの?
という気もするかもしれないけれど、
そこまですれば観客も
「このイベントでしか見れない」
という限定感で増える(もう満員ぽいけど(苦笑
と思う(大きな劇場で再演できるかもしれないという意味で