窃視。
芝居の本来の醍醐味の1つである「焦点を自分で決められる事(つまりは好きな所を見られる事)」を奪って、覗き穴から見える範囲だけに絞って観せるスタイル。まんまと観せられている感が沸きます。尚且つ見えない部分は自分自身の想像で補う必要がある分、見入れば見入るほどに後ろめたい気持ちを抱くのです。なんだか博打で微妙に負けそうな時の心情。あのこそばゆい感じです。
仕切りをちょろっと作ってある程度かと思いきや、エレベーターの扉が開いた瞬間からもうそこにはZOKKYワールドが展開されています。順番待ちで並んでいる人々の姿さえその一部。芝居以外にもあちこちをよく見てみましょう。当日パンフレットとか壁の張り紙とか、やけに凝ってます。
予想通りですが、キリンバズウカを観る前後に行こうとしている方が多かったです。その分、そちらの上演中であればあまり待たずに観られるかと。一度に1演目のみなので、制覇の為には見終わる度に受付が必要です。自分は運良く今日3つ観ましたが、夕方から観始めて3つ目は22:00過ぎでした(間でキリンバズウカを観たからですが)。月曜は休演日ですので御注意を。