満足度★★★★
効率性も功罪相半ば
最初は豊原功補さん演じるケン・ローマックスが宙ずりになって、
子供のころの思い出や効率性についての考え方を訴えかける場面から
始まります。
ここにこの話の一貫した切り口を垣間見ることができると思いました。
経営効率性の検証結果として、研究所のメンバーが解雇になってしまうが、
上司の無能であるがゆえに部下が育っているという、非効率であったが
ゆえの産物も同時にあったということが付記されていた点は、効率性だけの追求も万能ではないんだということを教えてくれた気がしました。
劇自体は決して堅苦しいものではなく、笑いを誘うところもあって、
退屈しませんでした。
座席表を見て中央にステージがある形態でしたので、初めてバルコニー側のB席を取りました。B席だとステージから遠いと敬遠してしまうのですが、中央にステージがあるので、それならばと思い取りましたが、意外に快適に観れました。