人魚の薬 -雲の上編 海の底編- 公演情報 たすいち「人魚の薬 -雲の上編 海の底編-」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    海の底篇を観ました。
    キャラ立ちした魅力的な役者さん達がテンポ良く繰り広げるファンタジー。目崎さんのロマンチストっぷりと人間性善説の根付いたポジティブな作風が実に爽やかに心に滑り込んで来ました。もし演劇を初めて観る人がこの公演を観たら、演劇って楽しいもの、素敵なものだと間違いなく思うのだろうなと観終わった後に感じました。万人にお勧めできる作品。特に、恋する人にはお勧めです。笑

    ネタバレBOX

    一橋純平くんが演じた波子に恋をする海の感情は、驚く程私の胸にピンポイントで刺さりまくりました。薬を飲まされて恋による胸の痛みは無くなったのに、生きている気がしない。そのセリフで涙腺が崩壊してしまい、以後泣きっぱなしでした。私事ですが、胸の痛いときにはそれを受け入れていいんだ、これが生きてるってことなんだ、だったらこの痛みを大切にしよう・・・と。救われる思いでした。
    一橋くんはいつの間にか「演劇王子」と呼ばれるようになっていて、こうして繊細な感情表現が要求されるお芝居もこなせるようになったのだなと感慨深いです。もっともっと飛躍して大きな舞台にも挑戦していってほしいです。

    堀口さんは海賊を退団してからとても伸び伸びとした演技を観られるようになった気がします。ヒーローにはなれないタイプのキャラをとても魅力的に感じていて、波子さんとは結ばれないだろうけど幸せになってほしいななんて思いました。

    佐山さんの演じた波子さんは包容力に溢れていてとても愛らしく。悪女っぷりを見ながらも、彼女のように皆に愛される女性になりたい、そして皆を翻弄したい、なんて一貫して憧れてました。

    永渕さん、天晴れ。素敵でした。あの衣装そのまま着てみたいです 笑

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    2013/04/06 21:45

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