ホイッスル・イン・ザ・ダーク 公演情報 劇団俳小「ホイッスル・イン・ザ・ダーク」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度

    がっかりな話でした・・・・
    役者さんの演技は良いとしても、話の内容は大変残念な出来と思った。
    久々に無駄な時間を喰われた感が強い舞台でありました。

    <全2幕 10分の休憩入れて2時間半>

    ネタバレBOX

    前作「さぶ」の出来が良くて期待していた分、がっかり感も強く出たようです。

    原作はイギリスとアイルランドの民族対立を上手に表現していたと推測します=だから舞台化したんでしょうが。表現しきれていなかったですネェ・・・。
    ひたすら酔っ払いの大声討論を聞かされ続けた芝居でありました。
    (父=ダダ役を本当に酒瓶でどつきたくなる感情が芽生えるほど役者さんの演技はよかったっす)

    で話は、後を追ったマイケルは酒飲んでへべれけになって戻ってきて、喧嘩にも参加せず。(ほんとへたれてました)。妄言壮語のオヤジも喧嘩に行かず酒呑んでるだけで。そのこと問い詰められると他の喧嘩してたと弁解。そして決闘に勝利して戻った兄弟達をオヤジは昔のように兄弟同士で争わせて最強を決めろと囃し立て、愛想の尽きたベティは家を去り。残ったマイケルはコレまで目をかけて他の兄弟達のようにならないよう言い聞かせていた末弟デズを激情にかられた衝動のまま酒瓶で殴打し殺してしまいます。弟の死を煽った父親に他の兄弟達は責任を取れと詰め寄り終劇です。

    結局、皆がわかっていたヘタレ親父に誰も逆らわず悲劇を招き。
    民族抗争というよりも、町の鼻つまみ者同士の諍い=酔っ払いどもの=って感じが見てても不快でありました。まぁ反面教師で飲酒はよくないと言いたかったのでしょうか?

    ひたすら酒呑んでて大声で叫んでるだけのチンピラ達には感情移入し辛い。
    舞台設定を出来事のあった時代より未来にして、こんな事件があってと資料室での会話→過去ドラマの再現芝居にして、要所要所に当時の時代背景や民族間抗争、人種の違いなどなどを解説で入れるような芝居にすれば、楽しめたかもしれないなぁと思いました。

    芝居をされる方には、酔いの演技が参考にはなるのかなぁと。
    ”お薦めはしない”とはしませんでした

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    2013/04/05 01:59

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