円窓に惑う向こうは蒼天へ 公演情報 蒼い電波塔の会「円窓に惑う向こうは蒼天へ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    細かい所が雑な気がしました。

    大正の女性文学者の生き様が生き生きと描かれていたように思います。女性が社会的地位を得るために尽力する様子が力強く感じられました。

    ネタバレBOX

    脚本は、序盤の青とう社設立から解散まで、参加者の葛藤や決断が上手く描かれていたように思います。大杉と青とう社の面々の関係は知りませんでしたが、性に開放的な時代だとしても、やり過ぎな感じがしました。紅吉の存在意義が分かりにくく、バランスが崩れた気がします。最後に雷鳥が家庭に収まってしまったことで、当時の限界を暗示し、雷鳥が果たし得なかった夢が描かれた点は良かったです。

    演出は、オープニングから、室内と外を足袋のまま上がり降りするのに違和感がありました。最後の場面で雷鳥の足裏が汚れていたのは残念です。また、オープニング後のハケがバタバタうるさく、舞台の建て付けが悪い印象です。特に振動で舞台中央の鏡が揺れたり、中盤で酒瓶が鳴るのが気になりました。

    序盤の手紙の場面から酒盛りの場面まで、舞台壁際に湯飲みが転がっていたり、中盤で座布団が机に掛かっていたのも残念です。10代の役の飲酒も気になりました。ラストは楽しくお喋りする女学生より、社会的に地位を得た女性像の方が良かった気がします。最初の場面と変わりなく、雷鳥が目指したものがぼやけた印象です。

    雷鳥は、母になる前後の演技の違いが見事でした。紅吉とのラブシーン後に着崩れが直せないのが残念でした。ブラヒモも興ざめです。野絵、智恵子も印象的でした。紅吉は難しい役所を健闘していたと思います。

    衣装は良かったのですが、奥村の最初の着物は死に装束みたいでした。紅吉は丈が合っていないような気がしました。証明は左右のスポットで役者の影が見えるのが気になりました。

    パンフレットは力作ですが、大正風にするか、舞台衣装を描いて貰えると助かります。解説は誤字脱字が目立ち、内容も的外れ感がありました。雑誌がテーマなので、残念でした。細かく気になる点はありましたが、流れは良かったと思いますし、2時間越えの大作を作り上げる実力はあると思います。時間を忘れて楽しめました。

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    2013/03/29 23:18

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