満足度★★★★★
「あの記憶の記録」舞台は三方から客席に囲まれた、まさに3D演劇。正面も、背中も横顔もすべて演技している、すさまじい舞台でした。役者さんというのは姿勢の良いものだけれど、主人公は舞台上ではずっと左肩が上がり、結果として背骨がよじれたようになっている。主人公の深いトラウマと心の闇を象徴しているようで、見ていて苦しいほどでした。ああ、役者さんというのは、こうして全身全霊で演技するんだな、とお芝居の見方が変わりました。重い内容もこの演技があってこそ語れるものなのだと思います。
ネタバレBOX
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2013/03/29 08:45
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