満足度★★★
オリジナルストーリーとして観れば・・・
FUKAIPRODUCE羽衣「サロメvsヨカナーン」を観る。
初めは「サロメ」からの引用も上手く使っていて、そう来たか!と思ったものの、後半は翻案ですらない?肩透かし感。昨年の宮本亜門版みたいに、斬新な解釈のサロメ像が観たかったなぁ。
言葉遊びもあっさり。先日の「100万回生きたねこ」は好きだったけど。
オリジナルストーリーとして観れば、7組のカップルと一人たち。ややステレオタイプな感じもすれけど、役者陣がそつない感じであまり気にならず。バカバカしく真面目に歌って踊るのに安定感があり。
バトンから吊るされたチュッパチャプスの群れ。デジャヴ。先週末は、解いたロープがぶら下がってなかったか? この劇場は、何か吊るしたくなるのかしらん。(笑)
有名な、「あなたの唇に/ あなたの髪に/ あなたの肌に 口づけさせて」のシーンが無かったなぁ、と思っていたが。あ! まさか、黒いドレスのサロメのシーン!? オスカー・ワイルドが怒るんじゃないか(笑)。