満足度★★★
破天荒な男の一生
SMの団鬼六の話というより、破天荒な男の一生、という感じ。
佐倉萌がいい感じのおっちゃん感で、物語からご本人もこんな感じだったのかな、と。黒岩夫人ともども好感が持てる。
映画や小説のキャラクターと交錯したり、少年時代や青年時代の自分と出会ったり、異次元感はいかにも月蝕。
メインキャストは良かったが、周りはあまり役に入りきれていなかった感じ。というか、稽古の不十分感は否めない。
緊縛師の一華は、観られていないと思っているのか、事務的に縛り上げた後、ふーっと一息ついたり。(苦笑)あくまでも技術者で、緊縛師「役」ではないのかもしれない。