団鬼六・悦楽王 公演情報 団鬼六・悦楽王」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.0
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★

    破天荒な男の一生
    SMの団鬼六の話というより、破天荒な男の一生、という感じ。
    佐倉萌がいい感じのおっちゃん感で、物語からご本人もこんな感じだったのかな、と。黒岩夫人ともども好感が持てる。
    映画や小説のキャラクターと交錯したり、少年時代や青年時代の自分と出会ったり、異次元感はいかにも月蝕。
    メインキャストは良かったが、周りはあまり役に入りきれていなかった感じ。というか、稽古の不十分感は否めない。
    緊縛師の一華は、観られていないと思っているのか、事務的に縛り上げた後、ふーっと一息ついたり。(苦笑)あくまでも技術者で、緊縛師「役」ではないのかもしれない。

  • 満足度

    あまりに残念すぎる出来。頑張って頂きたいので書く。
    再演となったこの作品、数年前の初演も見ていたので期待したが…。

    格段にグレードダウン。
    初演の あの素晴らしさはどうしたと言いたい。

    まず 全体的な演技力の無さ。無いどころか 表情も作れない、やる気のなさを全面に出してる役者すらいた。

    ネタバレBOX

    皆が笑ってるシーン(くみこのダンスの後、並んでダンスはじめるシーン)で一人だけ全く笑ってない。疲れたって顔!何度も見た初演でも皆 笑っていたのシーンなのでショック。

    青年団にSM小説を書けという役の役者は顔に皺を書いて お爺さんぽく演じていたが わざとらしくて不愉快。コメディな演技になってる。

    他にも、台詞を本当に熟読したのかと言いたくなるような台詞回し…。
    特攻の隊長の話も 初演の方が熱があった。

    そして更に残念なのが、この有り様を誰も直せなかったという事。

    うまい役者だけ 光れば 作品は良いのか?良いわけがない。

    せめて眠そうな顔してるのや、コメディ演技は 見せないでくれ。

    というか、そんな事まで言わせるな。

    値段分の価値は全くなかった。値段分の価値を考えて 全体を 皆で作ってるのだろうか。


    踊りも合わせてくれ。
    合わせるまで練習しろ。
    周りもアドバイスしろ。

    そんな公演でした。

    女王も 事務的で残念。表情に色んな素の思いが丸々でる時があり興醒めする。
    そういうのも、言ってあげないのだろうか。
    少しうまく伝えるだけで 全く変わると思うのだが。

    脚本が良いだけに残念。
    とにかく情熱が足りない、役者の息があっていない。

    今回 役者の人数不足を感じたが こういう舞台公演ばかりしていたら、更に減るのではないか?
    数年前からのグレードダウンを見て 心配になった。

    女性ばかりの舞台では、注意も何かと難しいのかもしれないが
    いまの百倍、情熱を注いで 頑張りあえる練習をしてから 本番に挑んで頂たい。
    何人かだけ非常に良くても、後が本当に覇気がなく、また全体の呼吸がバラバラ 個人プレーのは問題。

    頑張って下さい。

    初演が良く 脚本が大好きなので
    グレードアップを期待しています。

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