後ろの正面だあれ! 公演情報 椿組「後ろの正面だあれ!」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    うぅっ、たまらん!
    椿組は長らく観たいと思っていたのに未見の劇団であった。何度もこみ上げてきてやばかった。

    ネタバレBOX

    時代は多分私が子供時代を過ごした昭和40年代だろうと思う。(山口百恵だったり加藤茶の「チョットだけよ」、「LUX」は高級舶来石鹸などの件から)そのせいか懐かしくもあり、作品全体を流れる空気がとても優しくて何度も泣きそうになった。まず何といってもアメノウズメ役の岡村多加江さんがいい。彼女の表情に表れる純粋さ、限りない優しさ。気丈な長女が一人、弱音を吐くシーンで後ろから彼女をそっと抱きしめるウズメ、なくなった母の写真を精一杯の愛しさを込めて抱きしめるウズメ、ラストで桜の花びらの舞い散る中、手を広げ満面の笑みを浮かべるウズメ、今でも目に浮かびます。そして座長の外波山文明さん、この二役は見事ですね。単純に別人に見えますもん。さすがですね。木場さんのトボけた感じが好きでした。(私などが失礼かとは存じますが。)初見ですが、なんだかここの役者さんがとても好きになりました。女優さん、皆キレイだし、男優さんも愛すべき野郎たち(また失礼)って感じなんですよ。いままであまり考えたことなかったけど役者と観客の相性ってあるのかな、なんて思ってしまいました。話が脱線してしまいましたが、私の中では今年のベスト5に入る作品になるでしょう。(ベスト1じゃないのか)とにかくこの作品に出会えて本当に幸せでした。

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    2013/03/04 16:25

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