満足度★★★
僕は犬派なんで・・・
犬が絡んでくる話って、弱いんだよなぁ。
足元に愛狂わしくジャレついてくると、本当に癒されますねぇ。
犬が出てくるだけで、ポイントアップ!でも、
可愛い可愛いだけですまないところが、とりあえず演劇なんだけど。
他の方も言うよう、言いたいことは、わかる。
でも、その言い方が、くどくしつこく、そして説得力に欠けるのだ。
この作家の人、企業で部下指導とかしたら、
うっとうしがられるだろうなぁと思うほど、整理されない台詞で、
ぐだぐだダラダラ綴られるのだ。
また、こう綺麗ごとというか、うわっつだけの台詞ばかり
綴っているから、だんだん飽き飽きしてくる。
この手の話を、しっかりと訴えるという覚悟をもって話をするか、
いっそのこと子供向けで「動物は大事にしなきゃいけませんよ」って、
シンプルにするか、どちらかでなければ、
観客は納得しないでしょう。
甘っちょろい無責任で中途半端な作品に仕上がっているのが、
犬派としては余計に腹立たしい。
そしてラスト、結局何が言いたかったんでしょう???
こういう無責任で、視野の狭い人間達が、
取り合えず「いい人に見られよう」とか、
「可愛そうと思っている自分が好き」みたいな気持ちで、
問題提議をするケースが世の中に増えてきているから、
「品格」とか「KY」なんて言葉が流行るんだろうなぁ。
チワワをやっていた2人組みは、コケティッシュでいいですね。
あれはお笑いコンビかなぁ。
身のこなしも台詞の掛け合いも、身軽でとっても犬っぽく楽しい。
変に社会派ぶらずに、コメディやホームドラマ風で、
この犬たちの話を見てみたかった。
★2程度の話だけど、犬が好きだから★3つ。