BALM in GILEAD(バーム・イン・ギリヤド) 公演情報 the company「BALM in GILEAD(バーム・イン・ギリヤド)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    トム・ウェイツのだみ声。
    むっとするくらいの密度と熱量は想像通りの心地よさだった。
    台詞が聞き取れんくらいの雑然とした感じは群像劇の醍醐味の一つ。
    役者陣。役の重い軽いはあれど、29名、それぞれの存在感がむんむん。
    個の面白さを見せてもらったように思う。

    舞台美術の素晴らしさは一級品。
    音響も照明もろくでもないダイナーの夜を見事に構築している。
    いやあ、トム・ウェイツのだみ声の似合うこと。

    できれば、前の方の席が吉。

    ネタバレBOX

    開幕で客席に役者がなだれ込んでくるシーンは圧巻。
    ここで完全に客席をダイナーに引きずり込むことに成功している。

    狂言回し(特に斉藤直樹・倉本朋幸)の話ぶりが印象的。
    補足的な説明も洒落っ気があって興味を引かれる。

    後半、女の長台詞。どうでもいい感が漂っていて、判っているんだけど辛い。
    これだけで、この芝居が損な方向にいっている気がする。
    宮光真理子の雰囲気は凄く合っているのだが、ここの部分は落第点と思う。

    チョウソンハのキメてる廃人っぷりと歌に乾杯。

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    2008/04/13 00:23

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