ロックオペラ モーツァルト 公演情報 ネルケプランニング「ロックオペラ モーツァルト」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    現代と過去の併置
    モーツァルトの生涯を、映画で有名な『アマデウス』と同様にサリエリを語り部にして描いた作品で、歴史物というよりかはエンターテインメント性を強調した内容でした。

    モーツァルトの少年時代から成功、挫折、そして死ぬまでが次々に展開するのですが、各エピソード間の連続性が弱くてドラマとしての盛り上がりに欠けると思いました。それにも関わらず、各シーンで感情が高ぶった演技や歌唱が行われることに違和感を覚えました。
    モーツァルトとサリエリが会う前の時代を描いた第1幕で既にサリエリは登場するものの台詞だけで歌がないので、もしかしたら日本ヴァージョンを作る際に『アマデウス』に似た構成に脚色したのかもと思いました。
    頻繁に出てくる、運命と苦悩を象徴する異形のキャラクターがあまり活かされていなくて勿体ないと思いました。

    ライブ会場のようなスチールトラスに囲まれた舞台の中央には古典建築の柱頭を模した大きな回り舞台があり、衣装も現代的なデザインとクラシカルな服装が混在し、芝居の部分のBGMはモーツァルトの曲を弦楽四重奏で演奏して、歌う曲は80年代的雰囲気の漂うロック調、と現代と過去の様式を併置していたのが印象に残りました。
    曲に関してはモーツァルトの名曲に比べてオリジナルナンバーが弱く感じました。

    山本耕史さんと中川晃教さんを初めとした歌唱や、アンサンブルのダンスは良かったので、モーツァルトという人間を描いたドラマとしてより、豪華で華やかな衣装や照明を駆使したロックコンサートのつもりで観た方が楽しめると思いました。

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    2013/02/12 08:31

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