教授 公演情報 アトリエ・ダンカン「教授」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    心に染みる
    昭和歌謡がお芝居と一緒になると、思った以上になんかジワーっときてしまいます。

    ネタバレBOX

    開演前には、さよならをもう一度や街の灯りなど昭和の歌謡曲が色々流れていましたが、見上げてごらん夜の星をが流れて本番が始まり、上を向いて歩こうで終わる、やっぱり中村八大さんは偉大だったんだなと思いつつ、歌謡曲を取り扱うお芝居ですら最近のステレオタイプな発想にどっぷり浸かっているように感じました。

    中村中さんの弾き語り一曲目、アカシアの雨がやむときが60年安保と関連付けられていたことは知りませんでした。ただ単にいい曲だと思っていました。そのピアノ弾き語りスペースは奥の壁上部やや下手に設置されていて、9:16の比率は3:4の昭和ではありませんでしたが、見映えはしました。

    寄生虫は宿主の許可なんか得ていないは正に言っちゃれと思っていた言葉でスッキリしました。12年間の思いをぶつけた助手、それを受けての教授に、ああ良かったと心底思いました。

    ラジオ深夜便でも聴いていましたし、五木寛之さんの歌謡曲好きがこのお芝居のきっかけになったことは承知していますが、いくらなんでも本編の中で取ってつけたように彼の小説を取り上げるのは、彼だって面映いだろうし、褒め殺しはお芝居全般の品位も下げてしまうだろうと思いました。

    この日のアフターライブゲストは山崎ハコさん、お芝居が好きでコクーンにも良くいらっしゃるそうですが、舞台に上がるのは初めてとのことで感激されていました。ハコさん初見!

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    2013/02/11 09:40

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