天廻物 公演情報 血沸肉踊隊「天廻物」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    無題610(13-035)
    19:30の回(少し晴れてきたが寒い)。18:50会場着、ちらしの裏には30分前受付とあったので待っていると、あとから来た方がすすっと受付...確認すると受付してます...ということでした(コレデイイノダロウカ?)。19:00開場、ここは椅子がいいのでラクチン。舞台は何も置いてなく、正面に(園児が描いたような)赤い渦巻、左右にはこれも赤いイソギンチャクのようなものがびっしり貼りついています。こちらは初めてで、劇団名、演目が全部漢字…当たるか外れるか。19:30前説、19:34扉が閉じられ19:36開演(暗転)~20:55終演。

    チラシをみたときアンモナイトかと思いましたが親戚みたいなものなのでしょうか。旅芸人一座の出し物をみているような雰囲気で私好み、間に楽隊の演奏を挟み、夢の中の夢をみているような物語。

    ネタバレBOX

    雑記:おふぃす300ではありませんが「劇団300 千の眼のカデンッア」というお芝居をみたことがあります(86/4 THEATER/TOPS)。帰るとき声をお掛けしたのが谷口さんだと思うのですが、「マジックアワー(11/10)」をみていました。

    711そのものが古めかしい造りで、手洗いに行くには細い迷路をくねくね…壁も床も戸も「時間」が染み込んでいるような佇まい。そこで繰り広げられる時間と空間が捻れこんだ物語。

    眠れない「女王(為政者?)」とそれに付き合って目の下に真っ黒いクマをつくっている3人の「下僕」。これは歴史物かと思っていたら楽隊が闖入、クラリネット、アコーディオン、ヴァイオリンで演奏してる…はと時計が鳴り、女王は冴えない主婦になってしまう。

    これが眠れない女王の夢だったのか…途中、よくわからなかったけど、人であったりカタツムリであったりの異次元的展開にとまどい、ずれながら、すがりながらも合わせようとする主婦がとてもよかった。

    夫、人間大のペット=カタツムリ、隣の奥さん、大家さん、家来、おとーさん、おかーさん、歩く入れ歯たちが「ここであってここではない処」で勝手気儘し放題。

    最後は、みんな起きて朝の身支度、歯磨き、洗顔、髭剃り…カタツムリの家紋のように巡り巡って夢の夢。

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    2013/02/06 23:55

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