ミュージカル『by the sea』 公演情報 公益社団法人日本劇団協議会「ミュージカル『by the sea』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題607(13-032)
    18:00の回(晴、暖)。17:25会場着、受付は始まっていました。ロビーに長田さんがいらしたのでご挨拶。なかなかミュージカル物をみる機会はないのですが、長田さん脚本、てがみ座の福田さん、箱田さんということで、昨年末イープラスで申込。舞台は漁港、無人駅、アパート(かな?)、オフィス..いろいろと姿を変え、時代の変化、時代を超えてもつながっているもの、そしてゆっくりゆっくりと再生しているものを歌にのせ届けてくれました。一粒の砂、一握りの砂。寄せてはかえし かえしては寄せる波の音(光瀬さん)。紅く燃える朝夕の空、瞬きが子守唄になる夜の空…たくさんみえました。

    ネタバレBOX

    1968年~1990年~2020年に亘る物語。1968年ときいてもすぐには自分の体験が浮かんでこないのはやむなしとして、ウィキペディアを眺めてみると「心臓移植」「郵便番号制度」「ジャンプ創刊」「人生ゲーム」「トリニトロン」「三億円事件」、「ケネディ暗殺」「M.L.キング暗殺」、「かえってきたヨッパライ」「2001年宇宙の旅」「巨人の星」...憶えていること、後から知ったことなどいろいろ、外側から引っ張り上げないと普段は表に出てこないものばかり。1968年「ノルウェイの森」(原作も映画も)がちっとも面白くなかったのは時代に対して感じるものからきているのか。

    福田さん、箱田さんのペアは、てがみ座の「夏のおたより(@兎亭)」でみていて、そのおふたりが歌っていらっしゃるのを聴いているのは不思議な感じでした。

    劇中、機動隊が突入してきたのにはびっくり。客席後方や横から入ってくる場合、だいたい気付くのですが突然立ち上がったのは...舞台下からでした。余談ですが、浅間山荘事件は4年後..これはTVを見ていました(カップラーメンを食べている場面は覚えていません)。遡り、樺さんが亡くなったのは60年代始まりの時。

    全員、まっすぐ前をみて、声を揃えて歌い上げる...素直に、感動できるものですね。

    終演後、みなさんにご挨拶。当パンをみて長田さんとは学校が同じだったのでお聞きしてみると、ちょうど校舎建て替えの頃だったとのこと。4月にてがみ座「春のおたより」があるそうで、こちらもぜひ行きたいと思います。

    ミュージカルと聞くと舞台が遠いと思ってしまうのですが、このくらい近いといいなと思いました。

    0

    2013/02/03 09:46

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大