演劇集団 砂地 『Disk』 公演情報 演劇集団 砂地「演劇集団 砂地 『Disk』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 身近に感じられなかった
    逃げてばかりの人達の話だと思いました。
    別に「逃避」が悪いという話ではないのだけど、この手の
    テーマは過去に数多くの作品が生み出されているので、
    新機軸が欲しかったです。あと、全体的に演出過多。
    滑稽を狙っていたのかもしれないけど、かえって作品の
    雰囲気を壊している気がしてもったいないな、と思いました。

    ネタバレBOX

    亡くなってずいぶん経つ恋人の幻影にとらわれ、一歩も前に
    進めないイラストレーターの男と、相手に過度に依存し、結果、
    どうしようもない男ばかり拾ってしまう、普通にいそうな感じの妹、

    それに、本人は自由人らしい生き方を貫いているようにうそぶいても
    人からはどこか逃げているようにしかみえない、タイ在住で日本一時
    帰国中の男、

    エロアニメ声優で、自分のつくっている作品の意味や意義について
    密かに思い悩んでいる、妹の腐れ縁、

    の4人が主要人物ですね。この中では一番、妹の腐れ縁の清水が
    一番理解しやすかったかも。どんな状況でも、何をやっていても、
    たとえ自分がそれを選んでいても、誰かに認められて、存在の
    意義を感じて欲しい、というのはありますよね。

    でも、清水を含めて、みんなあまりに自分のことだけしか
    考えてないので、後半、なかなかに単調で。一人くらい
    変化の移り変わりを出していって、そこで他の3人との
    対立点みたいなのをつくり出していった方が面白かったのでは。

    主人公の男の恋人が、男が理想化し、自分だけを見てくれている、と
    いう思い込みとは違って、実際は誰とでも簡単に寝るような女性だった、
    っていうのはなかなかキツさが効いていて、ここは結構掘り起こせそうな
    ネタだと思ったけど、

    意外と妹とのエピソードも大きく絡んでくるので、主題が分散して
    なんだかよく分かんなかった。

    妹が海外に行って、人に左右されて気疲ればかりしていた頃から
    打って変って、自分の生に気付いて兄に話しかける、という結末も
    後で考えると空虚ですよね。演出はそれを狙っていた可能性も
    あるけど、やっぱりありきたり過ぎる気がしました。

    作・演出がほぼ同年代なので、どうしても作る世界観や主張に
    世代特有の未成熟感が色濃く漂っていて、さすがにこの手の
    作品はなかなか今の自分の歳では厳しくなってきたな、って
    いうのが正直な感想です。

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    2013/02/02 07:52

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