飲み会死ね(ご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!!!!!!!!) 公演情報 宗教劇団ピャー! !「飲み会死ね(ご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!!!!!!!!)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    自立、健康、卓球
    ピャーの演劇は終盤において芝居の中に現実が侵食し始めることがひとつの特徴といえるだろう。役者においては演じている役の背後から、現実の役者の生活が立ち現れ、それがとても切実さを持って観客に提示される。
    演じていても舞台に立っているのは演じられている虚構の人物ではなく演じていない役者その人というわけである。
    一方、今回の舞台ではその逆ともいえるような、人は常に演じて生活している、ということが繰り返し語られる。芝居が終わり役者が退場する場面においてもそのことがわかりやすく表現される。さらにはわれわれ観客には観客役という役が割り当てられていたことも明らかになる。逆と言ったが、演じているけれど演じていないということと、演じていないけど演じているということはどうやら同じことのよう。
    セミドキュメンタリとかアテ書きということとは違う、お芝居と現実の境界線のあいまいさ、みたいなもののをこれからも観せてください。

    しかし、ロボの登場にはびっくりした。ピャーっぽくない。まるで、ろりえ。
    構造は単純ながらなかなかよくできていて迫力があった。今後の公演で再登場があるといいなあ。

    それから、安藤さんが出演されていなかったのがとても残念。安藤さんを観たかった。ピャーといえば安藤さんじゃないですか。

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    2013/01/27 14:29

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