嘘ツキタチノ唄 公演情報 企画演劇集団ボクラ団義「嘘ツキタチノ唄」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    1977年・毒入りコーラ事件
    何で電話ボックスに置いてある飲みかけのコーラを飲むかな~?と、思ったのを思い出した。当時の風俗や言葉もよく調べてあって年配者にはそのあたりも面白かった。場面転換が早く、しかも現在と過去を同時進行できる舞台のセットの作り方が良い。神出鬼没の医者など変な登場人物がいたり、嘘はてんこ盛り、影の人物がいてわかりにくいところもあったが、観客を引き付ける物語の展開もよかった。上演時間、この日は2時間40分。平日の夜にはちょっと長い。

    ネタバレBOX

    あと少し個々の人物の個性が描かれていればさらに物語に深みが増してよくなると思う。例えば中原は姉妹に愛されていたが、どの辺が愛された理由なのか掴みどころがない。短い上演時間の間に「人間」を描くのが、やはり作家の腕の見せ所だろう。

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    2013/01/23 17:15

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