ランナーズ・ハイ~caro mio ben!~ 公演情報 スーパーグラップラー「ランナーズ・ハイ~caro mio ben!~」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    活気溢れる舞台でスタッフも◎
    走ることにテーマを絞ったのは解りやすくて見事!序盤に長い暗転が続きましたが、終盤に向けて加速する感じが良かったです。でも、タイトル映像まではもう少し短くてもいいと思います。

    ネタバレBOX

    あと、死後の世界に行くときはバイクで、現世に戻る時はワープみたいだったのが気になりました。バイクのシーンでは、六道の説明の時、太郎とめがねくんの視線が微妙にずれていたのが気になりました。揃えた方が別の世界を見ている感じが伝わると思います。

    ダンスは、走る動きを基本とした振り付けで、作品の世界観に合っていました。テンポが早く、ステップも難しいとは思いますが、半拍位遅れると目立ってしまう気がします。最初の曲の太郎、最後のマラソンレース中のヤマは、ズレが気になりました。わざとであれば、もう少しズラして欲しかったです。故意かミスか、微妙でした。あしゅらくんは、全体的にステップを端折りすぎな気がします。

    台詞は、肝心なところで甘噛みが目立ちました。意味は伝わりましたし、段々と良くなると思います。最後の群読で、最初に入った男声(めがねくん?)が途中で止まったのは、男声が1人だったので、目立ってしまいました。太郎は、ランナーらしい爽やかさが好印象でした。花子への思いを語るシーンでは、一途な語りが客席の涙を誘いました。

    花子は、のほほんとした雰囲気で、緊迫感のある作品に緩和をもたらしていました。登場シーンでテンポが変わって良かったです。テルちゃんは、しっかり者の看護士らしく、仕事の時はハキハキしていたのが良かったです。ハナザワ君との掛け合いが笑えました。

    めがねくんは、迫真の演技が光りました。顔汗が凄くて、頑張っている様が伝わりました。くまちゃんは、奇抜な髪型と素直な性格がよく出ていました。良いツッコミだと思います。ハナザワは陰の主役級に良かったです。融通がきかなくてイヤミな優等生なのに、同期?のめがねくんへ友情に厚い感じが良かったです。ちょっとオタクっぽい感じも合ってました。

    巫女ちゃんは、六道の良いまとめ役で、しっかり者の感じが良かったです。クソ餓鬼は、元気が良くて、台詞がない場面でもチョコチョコ動く様子が可愛かったです。ウマオとジェシカは一番面白かったです。ジェシカの力持ちっぷりも良かったし、ウマオの馬鹿っぽさも秀逸でした。動きがぴったりシンクロしていて、見事でした。

    あしゅらくんは、カツラの有無で人格が代わるのが面白かったです。オヤッサンは、いい加減さが良く出ていました。最後に、あしゅらくんを妨害するシーンが一番泣けました。ヤマは、キリッとした感じが良かったです。動きもテキパキしていて、舞台が引き締まる感じがしました。掃除のおじさんは、下っ端に見えて実は偉いという有りがちな設定でしたが、好演していました。

    本作は衣装が素晴らしかったです。それぞれの役に合うように工夫が凝らされていました。また、ヘアメイクも良かったです。また、スタッフワークが素晴らしく、とても気持ちよく拝見できました。フロントチーフの有能さが伝わりました。


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    2013/01/12 16:15

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