【緊急再演】つぎとまります【王子小劇場】 公演情報 劇団肋骨蜜柑同好会「【緊急再演】つぎとまります【王子小劇場】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ピーちゃん
    面白い。

    ネタバレBOX

    小説が書けない男(フジタタイセイ)がバスに乗って途中下車。バス停近くで流しそうめんを食べる女(田中渚)に一緒に食べようと誘われる…。

    挫折し逃げる男と泰然として「世界は流しそうめん器だ」という女の、噛み合わない話。そうめん器の外にはそうめん器があって、太陽系の外にはさらに宇宙が広がっていて、逃げることに意味はないと。それよりもここにいて不毛に過ごすと。
    生み出そうと意味をみつけようともがく男に対して、「不毛を愛する」と言ってのける女のミスマッチ感。それでいて話が崩壊してないから75分惹きつけられる。

    女は自分を女優であるといい、ここが舞台だという。メタユーモアとも言えるし、実際地蔵を相手にした自称・舞台ともとれる。逆に、バケツを被り顔半分を隠す男。見て欲しいと欲する男に対して、見られていることを勝手に意識する女。
    この男女の組み合わせが絶妙と思う。そして舞台は哲学な空気と世俗っぽい人生観でいつの間にか満たされる。

    ラストは巡回バスで東京に戻ったということなのか。夢オチのようにも見えるけど。男がバス停の話を小説にする舞台化するって言って、バスに乗ったとこで終わっても綺麗だったかな。

    田中渚は表情がとても美人だった。そしてアヒルのようなひよこがクルクル回る姿がとてもかわいかった。

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    2012/12/14 23:32

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  • unicorn様

     ご観劇いただきありがとうございました!

     最後の一見蛇足に見えるエピローグを付け足したのにはいくつかの理由があります。一つは、僕が所謂「綺麗な」エンディングがあんまり好きじゃないという理由。もうひとつは、女の「戦い続ける(演じ続ける)不毛」に対して、男が「逃げ続ける不毛」を自ら選びとったのだ、ということを明示したかったという理由です。とはいえ、多くの方から、あのエピローグはやはり蛇足だったとか、あるいは、仕事を辞めなければよかったのに、とかご感想いただいているのも事実。そしてそれもまた、一理あるなあと感じるのであります。

     今回は、美しいエンディングを回避し、ドラマティックな感傷に浸ることなく過剰なまでに潔癖に、異化(逃避)を追求していきましたが、それが観てくださった方々の目にどう映ったのか、興味深く感想を拝見させていただいております。

     次回以降、いろいろ参考にさせていただきたいと思います。またご来場いただければ幸いです。

     ありがとうございました。

    劇団肋骨蜜柑同好会
    フジタタイセイ

    2012/12/17 00:49

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