満足度★★★★
雲間から夕日が…
最終日の16:00から観劇。
夕日がたっぷり味わえることを期待していたが、あいにくカフェの窓からは雨曇りの空。
店内で交わされる会話(セリフ)に耳をそばだてながら、
店のお客の一人となって、「天気のいい日には美しい夕日が見られるんだ」と
想像するのも楽しい。
終演後、カフェタイムがあり、本物のマスターが入れてくれるお茶を飲みながら、お芝居の余韻に浸っていると、西の空の雲間から見事な夕日が現われ、店内が茜色に染まった。
ポかリンのお芝居を観るとき、いつもたまたまそばに居合わせて、その成り行きを息をひそめ、耳をそばだてて見守っている気持ちになる。
実際、日常のいろんな場面で「たまたま居合わせる」ということを体験するが、そのときには前後の状況説明など得られない。自分の中で想像し、成り行きの一部を切り取って、自分の記憶の中におさめるだけだ。
今回のCafe公演も、日常の喧騒の中、物語がリアルに進行する。
成り行きを見守った後、窓から夕日が差し込んだとき、「ああ、あの時話してた夕日!」と本当にうれしくなった。こういうサプライズは作られた舞台では得られない。夜公演をご覧になった方には、ぜひ夕刻のカフェを訪れてみることをお勧めしたい。