インスタントガール 公演情報 劇団リケチカ「インスタントガール」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    可愛いロボット
    面白いというか好み。80分。

    ネタバレBOX

    ロボットが一般化し、むしろ「人間雇用30%」を法制化しなくちゃならないような世界の、とあるイベント会社。社長(用松亮)を筆頭に、旧式ロボ(徳元直子)や仕事できるけど女好きなシマ(浅井浩介)、シマに惹かれるちょっと冷めたアオキ(青木五百厘)が、アトム生誕10周年記念イベントのプレゼンに向けて頑張っている。そこに、社長の姪でかわいい新入社員のオジョウサン(佐治静)が働き始める…。

    ユルめなユーモアでくすっと笑える。キャラがいいというか、セリフのセンスがいいというのか。爆笑はないけど面白い。

    ロボの可愛らしい動きと声い愛着が湧く。んで、そのロボが故障し、修復不可能になる。アトムの暴行事件でイベントの存続(=会社の存続)が危機に陥り、ロボが最期の時間で方向性を示す。そして、疲れた社長を優しく慰める…。
    社長の成長にあわせて、教育係や会社の従業員、秘書のプログラムを経てついにその役目を終えるロボ。母親のように、社長の頭なでなでするラストシーンがあたたかい。マザコンといえばそれまでだけど、柔らかい愛情をみせてくれてこっちも暖かくなる。ベタといえばベタなんだけどね。

    時に甘えん坊で弱気な社長を演じた用松がマッチしてた。そして、顔を見せずに声と動きで魅力的なロボを演じた徳元に拍手したい。

    0

    2012/12/10 23:38

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大