TOPDOG/UNDERDOG 公演情報 シス・カンパニー「TOPDOG/UNDERDOG」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    見ました。
    作家がアフリカ系アメリカ人女性作家ということだが、全くの未知数状態で観劇。
    翻訳劇は、途中から文化背景に追いつくのに必死になってしまう質なのでやっかいな面もあるが、この作品はそうでもなかった。
    兄はリンカーン、弟はブース。
    兄弟の何気ない会話が続いたりカードマジックの見事な手技があったりもしたが、休憩込みの舞台なのに、ちょっと長く感じたのはなんでだろう。最初からある程度、予想が出来る結末だったからかな。

    ネタバレBOX

    父親のジョークでつけられた兄弟の名前。子供の頃は父も母も親は浮気し放題、挙げ句その行為をそれぞれ見て育つ。
    兄も弟もカード賭博に万引き、女好きetc。
    現実を知った弟想いの兄と、夢を見がちで瞬間で生きている弟。
    日常の仕事ぶりは困窮しがち、いつリストラ対象になっても可笑しくない。全体的にどこかケセラセラ、退廃ムード、暴力的な悲劇性が見え隠れ。
    黒人作家が書いているからここまでできるのか、とかはよくわからない。この作品に限った事ではないが、アメリカ系の翻訳劇ってなんでこんなに病んでいるのが多いんだろう。
    これこそがリアルなアメリカ!って事なのかな?それともたまたまなのかな、謎。

    千葉さんの隠れた元悪党ぶりは香ばし過ぎる位嵌り過ぎ。冒頭のあのヒゲ面にもビックリしたけどw。
    堤さんの駄々っ子のような周囲を斜めに見ながら生きているような姿も久しぶりに見えて新鮮。

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    2012/12/09 17:33

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