『熱狂』・『あの記憶の記録』3月に完全再演致します!!詳しくは劇団ページをcheck!! 公演情報 劇団チョコレートケーキ「『熱狂』・『あの記憶の記録』3月に完全再演致します!!詳しくは劇団ページをcheck!!」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    2作品続けて見ました。タイムリーな秀作
    スケジュールの都合で続けて観たので、少しきつかったが、集中できてよかった。

    久々、台本を買いました。

    小劇場劇団としては今年、最高に感動したといえるでしょう。

    なんでこんな狭いルデコで長編をやるのかと、正直気が重かったですが、なぜルデコを選んだかわかる作品でした。

    観客が自分の問題として突きつけられる効果がある。

    こういう秀作を見せられると、ぬるい芝居なんか観たくなくなります。

    右傾化が進むいまの日本の社会状況にぴったりのタイムリーな作品。

    ネトウヨや独裁政治家の支持者と日々ネットで戦っている私は感謝したい。

    この芝居を観た若い人が、芝居の中のことと思わず、自分たちの問題としてうけとめてほしいと切に願う。

    ぜひ、今後も再演してほしいし、こういう作品こそ地方公演をやってほしいと思った。

    ネタバレBOX

    「熱狂」は、ヒットラーを取り巻くナチスの人々を描き、彼がいかに独裁者としてのしあがっていったかが史実に忠実に描かれている。

    「自分を守れ、自分に忠誠を尽くせ」と要求し、大衆をうまく扇動していくヒットラー。

    軍事裁判で「戦争はだらしない既成政治家の責任だ、私は立ち上がったのも国を救うため」と自己正当化するのも、どこかの国の政治家にそっくりだと思った。

    ナチス党員が背広を脱ぎ捨て、そろいの軍服を着ることになり、勢ぞろいしてシュプレヒコールをあげる場面も背広の党員が多い。予算その他の関係で全員分はそろえられなかったのだと思うが、

    セリフにあるだけに演出効果の点で気になった。

    「あの記憶の記録」

    イスラエルのある家族を舞台に、国防とは何か、徴兵制の意義、戦争は許されるのか、という問題が語られる。

    子供たちの女教師が、アイデンティティーを持って国を守るのは当然と主張するのに対し、

    ポーランドでユダヤ人として迫害され、アウシュビッツの地獄を見た父親は「戦争はきれいほとではない」と

    真実を語り始める。

    「熱狂」でヒットラーの傍観者としてのナチス党員の青年が共通で登場し、彼のもうひとつの側面が描かれる。

    収容所の囚人をかばってきた看守の彼を父親は終戦の混乱に乗じて殺してしまう。

    父親の中では憎悪の対象として青年のイメージが増幅しており、そのことを兄に指摘されるラストは、戦争を憎む人の心さえもむしばむ悲惨さを伝える。

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    2012/12/04 11:32

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