満足度★★★
ジョバンニやカンパネルラは出て来ない
東北弁に慣れていない故、言葉使いが難解に聞こえた部分も多々あり。
部分部分の話は良いのだけど、2時間を越えると少し長いようにも感じられたが、苦痛とまではいかず。
宮沢賢治=銀河鉄道、を安直に連想してしまう自分。今回はそれを執筆する前の出来事、賢治の思想の基となる人物と亡くなった妹の魂を求める旅路。宮沢賢治が体験したロードムービーと云う感じなのかな。
対面式の客席。中央で幻想的に浮かび上がる舞台セット、その上を精練された役者陣が動きまわる。大正時代の話なのに現代の女性が2人出てくるが、その話の運ばせ方もすんなり入って来て面白かった。
頭上から吊り下げられた装置の使い方もきれいだった。