満足度★★★★
盛り込み過ぎな感無きにしも非ず
意図は汲むし個々の場面も良いが全体としては盛り込み過ぎで頭でっかちな感無きにしも非ず。
一方、賢治作品のモチーフが登場すると、劇中設定から「これが原形なのね」と錯覚したりするのは楽しく、見事に術にハマった感じ?(笑)
お得意の(?)対面客席にした美術や間接的なものも使った照明も◎。
満足度★★★
言葉(台詞)、大事じゃないのかな
なぜ字幕がなかったのだろう?台詞の意味が分からずつい考えてしまうので、普段の観劇より無駄に疲れた。最後の方の会話を重複させるシーンはそれらを噛み合わせることで相乗効果を狙ったはずだが、特殊な舞台設定で聞き取りにくくなる場合もあり、逆にもう一方の台詞を邪魔してるかのようで果たしてその片方の台詞をもまともに入ってこなかった。最初これが宮沢賢治?と思ったが観終わる頃には宮沢賢治に思えてくるのが演劇のおもしろさかな。音響と照明が銀河鉄道の旅へ誘ってるかのようだった。
満足度★★★
ジョバンニやカンパネルラは出て来ない
東北弁に慣れていない故、言葉使いが難解に聞こえた部分も多々あり。
部分部分の話は良いのだけど、2時間を越えると少し長いようにも感じられたが、苦痛とまではいかず。
宮沢賢治=銀河鉄道、を安直に連想してしまう自分。今回はそれを執筆する前の出来事、賢治の思想の基となる人物と亡くなった妹の魂を求める旅路。宮沢賢治が体験したロードムービーと云う感じなのかな。
対面式の客席。中央で幻想的に浮かび上がる舞台セット、その上を精練された役者陣が動きまわる。大正時代の話なのに現代の女性が2人出てくるが、その話の運ばせ方もすんなり入って来て面白かった。
頭上から吊り下げられた装置の使い方もきれいだった。
満足度★★★★★
無題539(12-282)
18:00の回(曇~雨)。17:30開場(全席指定)、ロビーには長田さんとパルバース氏。奥へ進み、会場内へ...送られてきたチケットが違っていた(よくみていなかった...すみません)ので交換していただく。舞台はここでは初めての対面式、Aからは通常の客席側、横いっぱいに敷かれた3本の緩やかに傾斜した坂道の向こうに客席がみえます。天井からは椅子、葉、チェロ..宮澤賢治に関係のあるものなのか..読んだことがない私にはわからないが、銀色に輝く細いパイプ、裸電球などが吊られています。坂道には、キャリーバッグ、デイパック、ノート、デジカメ、目覚まし時計、ポーチ、服、旅行関係の本...と文庫本(賢治のものか確認できず)。BGMとして作品の朗読が流れています。18:04開演~20:18終演。台本を購入、DVDを予約。福田さん、尾崎さんに感想をお伝えし...傘をさし駅へ...寒い。