『アレコ』『新作・世界初演』『毛皮のヴィーナス』 公演情報 NPO法人アートネットワーク・ジャパン(ANJ)「『アレコ』『新作・世界初演』『毛皮のヴィーナス』」の観てきた!クチコミとコメント

  • もうちょっと衝撃が欲しかった
    コンテンポを客の立場で見るのは、実は初めて。
    「考える」ものじゃなくて、「感じる」ものなんだなぁ・・・と実感。

    心地よい1時間でしたが、もうちょっと衝撃がほしかった、かな。。

    ネタバレBOX

    一本目。
    深海の未知なる生物の如くうにょうにょ動く白い毛皮の塊りから、
    最終的になにが産まれてくるのか、興味深々。
    そのうち、真っ白で生々しい女性の足がにゅ~っと生え、
    やがて普通の「女」として姿を現し、突然綺麗なバッグを小脇に抱えると、
    笑いながら去って行きました。
    この、唐突な終わり方、結構好き。

    二本目。
    これが一番面白かったかも。
    なんだろう、中島敦の山月記を思い出した。

    三本目。
    もうちょっと、最後までドラマティックな展開が欲しかった。
    特に、髪を切り落とした(死んだ)後。
    それにしても、この演目が始まってから終わるまで、
    生きているうちも、死んだ後も、恍惚の表情で殺されている瞬間ですら、
    この男と女は、一瞬たりとも互いに分かり合ってはいないんじゃないか、
    とか思った。
    最初から、最後まで、一度も。

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    2008/03/23 14:14

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