満足度★★★★★
食べ過ぎで満腹ラーメンの世界だと、いわゆる「全部のっけ」というやつか。ついでに「替え玉」も頼んじゃったというか。この舞台をラーメンでたとえる意味はないが…。ホントに凄いと思った。踏み出すことのない場所へ、「敢えて」一歩踏み入れて、「嫌悪の中」でしか描くことのできなかった、「仄暗い何か」を両手ですくって見せたのではないか。どこが「マシュマロ感覚ドリーミングギロチン」だよっ!
ネタバレBOX
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2012/11/25 06:02
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2012/12/09 05:46
2012/12/08 23:06
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確かに見渡せば★5つは今のところ私だけですね。
正直言えば、★の数は3つでも4つでも5つでもよかった感じなんです。
まあ、でも5つ並んだらきれいかな、ていうことで…。
ていうのはウソで、この舞台の混沌さが好きなところですね。
「死刑問題」について描いているようで、実はそうでもなくて、どこに「軸足」があるのかが判然としない。
それは、例えば、死刑賛成なのか反対なのか、というあたりの、いかにもこういうテーマではありそうな視点を、敢えて外しているのではなくて、考えてない、あるいは答えがないまま突っ走っているところに惹かれたのかもしれません。
よくわかりませんけど。
つまり、上の感想で「仄暗い何か」とたとえたことにつながる部分への共鳴とでもいいますか、そんなあたりのことなんです。
考えてもわからないけど、バーッと出してみました、で、OKなんじゃないかということですね。面白さよりそういうカオスが先立っていますが、それも面白いということで。よくわかんない文章ですか、そうですか。
「ギロチン後記」も拝見しました。
ダメですね(笑)、終わった後に、いろいろああだこうだと言うのは。
あれはあれでいいので、後付けでいくら言葉を足しても、★が3つから5つにはなりっこないです。「だったら舞台で見せてくれよっ」ってことですよねー(笑)。
「いや、なんなくてもいいから、言っときたいんだよー」という気持ちもわからんではないですが、解釈は一番してはならない禁じ手ですぜ(笑)。いくら読んでも「へーっ」とはならないです。
あと、「感性の近い人が感心する」とは思えません。そういう人は逆にまどろっこしいかもしれませんよね。「近い」んですから。「ワカッテるんなら、もっとうまくやれよ」と言ってるんじゃないかと思いますよ(「たぶん」ですけど)。
逆に違う感性の人が、舞台観て、自分の中の感覚とか経験とかそんなことと照らし合わせて、ピンとくることがあったりして、「ああそういうこともあるんだ」「あるかもね」「へぇ」って思えて感心するのではないですかね(たぶんですけど)。
その「ピン」とくるのが作者の意図とは違うことのほうが多いと思いますけど。それもアリで。
それと、「ボク」については、違和感とともにちょっと感じてました。全員が「ボク」だったとは気づきませんでしたが。なにせ私は(「私」はと書いてますが)、小五のときに「自分のことは一生ボクと言おう」と決めた、筋金入の「ボク」なんで。
で、まあ、終わったことは知らんぷりで、次に行きましょう。
★の数が気になるならば、劇団員総出で、ヤラセ星取りといきましょう(笑)。
そのときは、「ボス・ギロチン」とか「バブル・ギロチン」とか「ギロチン中華丼」とか見え見えのHNがいいですね。
「世襲の死刑執行人」って言えば、拝一刀ですね、子連れ狼。