FURTHER ALONG 公演情報 ノーコンタクツ「FURTHER ALONG」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    白いナース服
    気軽に楽しめる。

    ネタバレBOX

    時の一族が読むと「不老」の力が得られる「時の書」をめぐる、ファンタジーでハードボイルドな話。
    一族の末裔で400年、年を取らずに生き続ける少女・セラ(佐藤歩)と相棒のタイガ(河野智平)。強盗団ビールズや、とある投機会社の社長、未来から来た刑事たち、そして時の一族のリーダー・ビゼン(津村英哲)が、それぞれの思惑や使命を絡め合いながら物語をつくる。

    未来から来た悪人の成りすましだったハカセ(秋山慎治)から「時の書」を奪い返し、「不老」を解除しようとするセラ。ビゼンは、一気に400年老いて存在が消えると忠告する。タイガは思いとどまるよう説得・対決するも、セラは「見送ってほしい」とタイガに気持ちを伝える。何気に、幼少期に剣術を教えていたって前フリも効いて、いいシーンになってた。二人とも演技も良かった。

    ビートルズのポーラを脱退させるシーンのニヒルな対応は、いかにもっぽいけど○。んで、暗い部屋の中、ポーラから銃撃され瀕死になったレノン(麻見拓斗)と相棒リンゴ(尾鷲知恵)のやりとりも○。傷のことを気づかせまいとし、死後のことを思いやるレノンと、そんなレノンの状態に気づきつつ話を合わせるリンゴの、信頼関係を象徴するシーンにグッときた。
    ここのとこ、セラとタイガの場合とはちょっと違う。年季の違いか。大切な人の最期に、取り乱さずにいられるかどうかが肝心だと。セラの落ち着き具合がいい。

    話は、色んな要素を盛り込みつつも、スッキリと分かりやすくていい感じ。ただ、笑えるところはしっかり笑わせてくれるとなお良い。
    佐藤歩が、400年の孤独を抱える少女を好演してた。目つきがいい。なんちゃって中国人なヨンを演じた茗原直人の存在が、舞台のコメディなとこを担ってた。黒幕ハカセもいい感じ。だけど、ラストが小物な感じで扱い的にもったいなかったかな。

    0

    2012/11/24 23:46

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大