ピエロの涙とボクの羽根 公演情報 東京カンカンブラザーズ「ピエロの涙とボクの羽根」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    盛りだくさんで楽しかった!
    ひと目見ただけでドラマを予感させる素敵なセットに感動します。
    そして、物語のなかに幾重にも仕込まれた複線の数々、お芝居が進むにつれて回収されていく様が心地よい。
    今回ちょっといろんなことを盛り込みすぎのような気もしましたが、それでも俳優さんたちの丁寧な演技には好感が持てます。そして、また千紗ちゃんに泣かされました!

    会場案内のかたは本当にいつも感じが良くて、大好きです。
    ただ、後部席に向かうところに置いてあった踏み台にみんなけつまずいていましたよ?

    ネタバレBOX

    今回誰も死なないのが良かった。
    幹夫君が刺されてしまったので死んじゃったらイヤだな、と思ったら回復してくれたので良かったです。川口さん、登場人物を死なせずにくれてありがとう!

    亮太のお父さんがサーカスにいたという設定もあまり生かされてないようでちょっと残念でした。幹夫と亮太が双子という設定はあまり必要なかった気がしました。

    設定を複雑に詰め込みすぎると見ていて辛くなってしまうので、もうちょっとユルさが欲しい。そして、いつもよりギャグが少なめだったのも辛さの要因かもしれません。川口さんの舞台は爆笑&号泣のジェットコースターな展開が魅力のひとつだと思うのです。

    千紗ちゃんにはいつも泣かされるのですが、彼女が重要なキーパーソンになっていたので、窓から外を眺めている表情などにもっと工夫が欲しかった。

    行方知れずになっていた幹夫くんに再会したときのお母さんの演出にも、もう一工夫欲しかった。せっかくあつこさんが本当の我が子ではない故の遠慮とか居心地の悪さとかを演じていたのに、その後の親子の展開にうまく反映されていない気がしたので、もったいないなぁ…と。

    畠山君は天才です。間のうまさといい、感情の起伏表現といい、お見事でした。

    見応えのある大変素晴らしい舞台、ありがとうございました。次回作も楽しみにしています。

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    2012/11/23 23:15

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