言葉 公演情報 村川拓也「言葉」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ドキュメンタリー作品を見たような感じ
    プログラム発表時、上演時間60分との事だったが公演直前になり約80分に拡大変更。終演後、他の観劇を予定していたので間に合うか一抹の不安を抱えながら観劇。
    舞台上にはスピーカーが2台、スタンド型の集音マイクが4本、他セットらしいセットはなんにもなし。途中スクリーン使用あり。
    昨年の東日本大震災の被災地へボランティア参加した際の出来事、発表する演者の俳優と女優、それを手話通訳する通訳者。登場人物はこれだけ。
    脚本演出の村川氏の挨拶から話は始まるが、これには手話通訳なし。

    日本言語と日本手話、見ようによっては豊富な言葉のプレゼンテーション。静かにレポートを聞いているような時の流れ、見せ方の手法に多様なやり方があるんだなーと、上手く言えないけど感心した。

    ネタバレBOX

    昨年の震災時のボランティアでの出来事。
    男女がそれぞれ体験した事を客席に向かい交互に話す。関西弁訛りの2人が顔を見あわせて会話をする訳でなく、ただありのまま、それぞれの体験談を話すのみ。
    時折、動きもあるが、殆ど直立不動か椅子に座った姿勢。さほど、中身のあるような話でもなく、そこら辺で聞かれるような雑談にも思える。
    一方でそれを手話通訳者が身振り手振りを交え、伝えていく。身振り手振り、と書いたが手話はそれを含めて言葉だから不自然ではない。むしろそれを見せる事により、俳優の発する言葉に情景を加えて観客は容易にイメージする事が出来てたような気がする。
    音楽が流れた後の無音、言葉の数々から振動として想像、同じく自然現象の震動。ひらがな読みすれば言葉は同じだけど、同音異語の多いに異なる出来事。
    この手の話はどうしても真面目に聞かないといけない、と言う思いが先走り、まともに理解出来ていない私の脳を恨みたい。

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    2012/11/11 01:41

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