満足度★★★★
Aチーム
ThE 2VS2「ファンファーレと熱狂」
4人の演者の衣装もユニフォーム的だし、シンプルなハナシかと思わせての後半の展開が鮮やか。
あの衣装も真相をさとらせないための巧妙なトリック?みたいな。
劇団エリザベス「あひるぐち、ハニー。」
シュールながらワカり易いハナシで、その奇妙な(あるいは奇抜な)展開にいくつかの古典落語と通ずるものがあるように思う。
また、ある「有名な猫」も連想(ネタバレ寸前気味?)。
ニコルソンズ「セックスレス夫婦の大冒険」
艶笑ネタも絡ませたゾンビの出ないゾンビもの。
血だらけの衣装などによるゾンビものらしさと、そんな中でも「あんなコト」や「そんなコト」を語り合う可笑しさの対比・バランスがイイ。
シアターOM「うしとら」プロジェクト「うしおととら外伝」
次第に上がった「劇的度」はここに来て最大に。
妖怪退治譚であるシリーズ全体の紹介編的なものを創作ではなくきちんと原作に沿って演じて見事。
彗星マジック「丘の上で描いた絵の話」
休憩後も「劇的度」は継続。
ファンタジックな内容を衣装も含めて的確に視覚化。漠然と空想組曲との共通性も感じたり。
さらに終演後に登場した主宰が劇団エリザベスのエリーさんに似ているような…(笑)
ステージタイガー「虎をカる男」
Aチームのトリは手堅い感じ?
それまでのいくつかの団体ほどにはアクが強すぎず(笑)、それでいてしっかり個性を主張して、納得の結末に導くあたりがトリに相応しい?
上演順もうまく考えられているんだなぁ。