満足度★★★
記号 依存症の話である。テーマが依存症であるならば、もう少しシリアスに扱った方が、演劇的には面白いものになったのではあるまいか。依存の対象を象徴ではなく具体的に余りにもあからさまに扱ってしまったのは、不手際である。同じように、ぬいぐるみを用いるにしても、依存症の表面をではなく、日常生活の罅割れに潜む、深く、狭く、果てしない蟻地獄のような物として扱った方が、その深刻さが伝わったのではないか、と考える。
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2012/11/07 02:43
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