満足度★★★★
劇団自身の過去現在未来
この劇団のお芝居はフィクションかノンフィクションかわからないとよく言われているが、本作もまたスポーツものの形は取っているが、劇団の過去現在未来を投射した作品となっている。勿論初めてこの劇団を観る人もそれなりに楽しむことは出来るが、この一年余追いかけてきて初めて見えてくるものも多かった様に感じる。
一年前にやむを得ない事情で卒業して行った熊谷や、かつてのアクション講師の倉田に対する愛情やカムバックコール、いつになってもいいから帰っておいでという主宰の気持ちがよく分かる。
劇団員に対しても同様で、金澤には自分で決めた道を追いかけてごらん、気が向いたらいつでも帰っておいで、菊池にはできることなら続けて欲しいという想いが、木崎にはツートップに続く第三の柱はお前だぞと言っているようだった。
一昨日も実は観たのだが、わずか中一日で芝居が大きく進化していたのも大きな驚きであった。勿論衣装が変わったことも一つではあるが、確実にレベルが上がっていた。このメンバーでやるのはこれが最後との皆の想いが、進化させたのだろう。
明日も行きます。本当の最後の舞台、しかと観せていただきます。
2012/11/03 22:55
こんばんは。
劇団EOE制作部の佐藤望です。
お忙しい中、書き込み頂きまして
誠に有難う御座います。
今回の『WAR revolution』をやるという話を
初めて聞いたとき
びっくりしたのを覚えています。
1年半ぶりに『WAR』シリーズをやることにも驚きましたし
それが新シーズンとなったことも驚きました。
でも、稽古場で作品を見ていて思いました。
今だからこその『WAR』なんだと。
今年一年だけでも、大きな「大河ドラマ」があり
幾多の想いが渦巻く稽古場だからこそ出来る作品。
それが、今回の作品なんだと思います。
ともかく、泣いても笑ってもラスト一日。
役者陣の「生き様」をとくとご覧くださいませ。