ねぼすけさん 公演情報 バジリコFバジオ「ねぼすけさん」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    トラ爺がかわいい
    中盤ダレたけど面白かった。

    ネタバレBOX

    サザエさんバリに愉快で楽しい家庭。そんな現状に違和感をもつきな子(浅野千鶴)。きな子の息子・ちゃー坊(佐々木千恵)の担任・吉永先生(阿久澤菜々)が家庭訪問にやってきて、きな子の家に疑問を投げかけ、「ヨーゼフK」という人物ときな子の夫・めめ男(武田諭)のことに言及し、気にかけるきな子。電気屋になりすましたヨーゼフK(猪股和麿)は、この家のドタバタを動画でみて、自分らは救われたときな子に話し、さらに動転するきな子だった…。

    きな子らの世界は月にあって、実際のめめ男は地球にいる。めめ男はきな子らの世界と人間を作ったが、ここらで話を終わらせようとするって、確かに「少し不思議」な話。
    序盤のTV騒動と遺書の話で爆笑をかっ攫い、めめ男に消される吉永先生(腕すっぽ抜けて砂)とかいい感じだったが、中盤がやや冗長に感じた。正直、設定を飲み込めてないとこもあるが、きな子の暖かな今の家庭(やダンナ)を思う気持ちは、終盤の仮装カラオケシーンの後ろ姿でも伝わってきた。そして、そのあとの決意した表情もいい。一秒も満たないくらいだったけど、確かに意思が篭ってた。

    ラストの二人のオブジェと砂の演出も、いいシーンだった。ヨーゼフKの乗ってきた舟で地球に行けたが、きな子は月で終わること選び、月のめめ男と永遠に結ばれたのか。

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    2012/10/01 00:15

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