終焉ヶ原で逢いませう 公演情報 アマネク「終焉ヶ原で逢いませう」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    あ~、中途半端な作りになったのが、
    もったいないなぁと。

    試みの斬新さと表現の完成度のバランスが最悪で、
    メチャメチャ面白いシーンと、
    死ぬほどつまらないシーンが混在。

    作演の森田匠には最後まで、
    間違った(=異形の)現代口語演劇を
    通していて欲しかったなと。

    ネタバレBOX

    冒頭の生徒同士の全く出来ていない
    現代口語演劇風会話に最初は戸惑うも、
    だんだんとこのお尻がムズムズする会話が
    やたら可笑しくなって来る。

    そこにキャラクターがデフォルメされた
    大学職員らが出てきた辺りからは、
    その異物感や違和感がグッと来るのだけど、
    基本的な世界観が飛び道具キャラによって、
    振り回されすぎて、トーンが定まらないのが残念。

    常に現代口語演劇風会話に強制的にリセットし、
    場と人の歪んだ可笑しさが維持され続ければ、
    何とも珍妙な味わいになるはずなのに、勿体無いなと。

    さらに、度々挿入される、
    いい間違いや聞き間違いやノリ突っ込みなどは、
    スベリ狙いな気がするのだけど中途半端にお寒く、
    どうせなら完全にダダスベリ狙いか、
    きっちり受け狙いのレトリックにするベキ!

    個人的には今後も迷うことなく、
    間違った(=異形の)現代口語演劇として
    新しい荒野へ突き進んでいって欲しいなとも。

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    2008/03/07 04:29

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