阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ 公演情報 アミューズ「阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    縦横立体的
    舞台全体を縦横立体的に使い、本多劇場の大きさを存分に感じさせてくれるお芝居ではありました。

    ネタバレBOX

    ノアの方舟のようなことが起こると信じた男が起こした連続殺人の話。

    金物屋は店の奥にじっと座って通りを見て客の来るのを待っていればいいという父親の言葉に、社会性のない人間には社会性のない人間向きの商売があることを教えられました。全く関係ありませんが、竿竹屋はなぜ潰れないのか的なことを思い出しながら観ていました。

    スナックのママの殺人妄想などもあり、犯人探しは難しいのかなとも思いましたが、凶器の一部が被害者の体内に残っていたという情報があり、病室では欠けた包丁を手にする男がいて、引き出しの中に隠しているのを医者は知っているというサスペンス的には何とも拍子抜けした展開でした。

    カリスマ待望論的な思想を持つ医者の立場としては、男の狂気に期待したところがありましたが、男は結局単なる殺人犯に過ぎませんでした。

    ウンコを踏んで滑って死んだ刑事もいました。バリウムを飲んだ後の白いウンコですから解決は間近です。

    中途半端でどうしようもない人間が多かったとは思いますが、トンボが繋げるほどの阿呆とは思いませんでした。せっかくいい題名が思いついたのに、ここで使ってしまったのは正直もったいないと思います。

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    2012/09/23 10:42

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