満足度★★★★★
ことばに出来ない
自分がこれからも生きていく先を、この作品が彩ってくれる。なんてラッキーなことか。
この作品の参加者になろうと決めて、豊洲まで暑いじゃねーかこのやろーと出かけ、あの場所に座って見た開演前の劇場内に回れ右して帰らなかった自分を、もうめちゃくちゃに褒めちぎりたい。
劇場内がですね、語り部たちが語り始めると、森になるんです。ほんまに。
客は森の立木になったり沼の底に揺れる藻になったり、風になったりする自分を感じる。
物語の最初から語り部たちが劇場内のあちこちに落としていく伏線を、
客は注意深く広い集めておくといいですよ。後半一気に全てがひとつに繋がります。
フライヤーの写真がなぜあの写真でなければならなかったかを知り、化粧が全落ちするくらい泣きました。
素晴らしかった。ほんとうに。