ゴベリンドンの沼  終了しました!総動員1359人!! どうもありがとうございます! 公演情報 おぼんろ「ゴベリンドンの沼  終了しました!総動員1359人!! どうもありがとうございます!」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    熱いっっ
    圧倒的な近さ、観客にとにかく飛び込んでいくその熱量、そうか、これがおぼんろか~と思った。直にお会いした末原拓馬さんは、コリッチの公演説明に書いてあるような、むちゃくちゃ長くて、底抜けにポジティブで、熱のこもった文章が想起させる通りの熱い人だった。会場入って、いきなり話し掛けられたんでビビッてしまった。開演すると、やってることは無謀極まりない。たった5人の役者が、どでかい工場を縦横無尽に駆け回りながら演じるのだ。360度舞台、熱すぎる。正直、物語にはあまり共感出来なかったのですが、こういう直接的な方法で訴えかける演劇にはすこぶる好感が持てて☆1つ、生の拓馬さんに会ってその熱さにやられてしまい☆1つ追加しました。

    ネタバレBOX

    劇中の台詞の情景描写は、詩的で幻想的な言葉が多くて想像力をかきたてる。役者はクルクルと役を変えて、たった5人で1つの村の平和と崩壊の壮大な世界を展開する。

    役者との距離感が圧倒的に近い。近すぎる。役者の配慮や気配りが物理的な距離だけでなく精神的な距離も近づける。非日常を楽しむ一体感、これが魅力なのかな、と思いました。

    会場に行く道すがらはドキドキ。駅前を通り過ぎると人影の少ない工場地帯だし、会場付近は街灯もまばらで真っ暗。そんな中にあるのは、本当に工場、しかもかなり大きい。会場に入ると、出演する役者さんに水をもらったり、おしりに敷く手作りのクッションもらったり。で、ボーっと会場見回していたら末原さんに話しかけられた。たわいもない会話ですが何かうれしい。布や段ボールで装飾された会場も、舞台美術も、衣装も、メイクも何もかも非日常。なのに、場内案内をやっている役者達はとてもアットホームで近い。

    丁寧過ぎるほどの前説は、演劇を見慣れてる人でもなかなか無い工場での観劇への緊張をほぐしてくれる。そのままユルユルと開演、すると工場の入り口のシャッターは締め切られる、すなわち密室。360度が舞台。しかも客席も幾つかの区画に緩く分けられていて役者は客席の間でも平然と演技をする。もう工場の中はすごい暑さで、ガンガン汗をかいて演じる役者がちょくちょく観客に絡むので、強引に劇世界へと巻き込まれていってしまう。この熱量はすさまじい。工場の天井はかなり高く、その天井付近にまで役者はガシガシ登って演じる。ゴブリンドン役の方、壁を上に下にと移動して、すごいなと思いました。

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    2012/09/12 21:20

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